'09 秋休み-4 天皇の間記念公園
八ヶ岳-紅葉シリーズで中断していた秋休みシリーズの再開です。
<天皇の間記念公園>
塩原温泉にある天皇の間記念公園、平日のせいか訪れる人もなくひっそりと佇んでいました。

この天皇の間記念公園は明治・大正・昭和の三代にわたり、大正天皇や昭和天皇をはじめ高松宮殿下・三笠宮殿下など多くの皇族の方々が避暑地として訪れ、利用された「塩原御用邸」の「天皇の間」を昭和56年に現在の場所に原型のまま移築し保存してあるものです。
旧塩原御用邸は当時の栃木県令三島通庸が塩原に構えた別荘を明治37年、三島家が皇室に献上したのが始まりです。
戦争中は疎開の御殿となり、元の塩原御用邸は「失明者の保護のために使用せよ」との久邇宮良子女王殿下の要請で宮内庁から厚生省(当時)へ移管され、現在は国立塩原視力障害センターになり近代的な建物に変わっています。
建物内には天皇家ゆかりの文献や写真など皇族の暮らしぶりをうかがわせるさまざまな資料が展示されています。
東南西と建物の三方を囲む最近ではあまり見なくなった渡り廊下。入側(いりかわ)と呼ばれ濡れ縁と座敷の間の縁側のことです。
写真では分かりづらいですが濡れ縁と座敷の間に長畳を使用した畳の廊下があります。
<御座所>
御座所は陛下の居室であり陛下が執務された部屋です。
この建物は全体的に簡素ですが、この部屋の床の間や床脇書院は化粧的なものが施されています。


この建物は木造平屋建てで面積は251.6u、屋根は銅板平葺きで明治の建物ですが、その様式は京都御所や日光田母沢御用邸と同じです。
各部屋の間仕切りは襖建て、畳に丸テーブルと椅子や照明器具はシャンデリアなど洋風のものが使われていて明治時代の洋風文化を感じることができます。
