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千本鳥居と初午大祭の伏見稲荷大社

伏見稲荷大社は和銅4年(711)2月初午、稲荷山に大神様がはじめて鎮まられたことを起源としており全国に約4万社あると言われている「おいなりさん」と親しまれている稲荷神社の総本宮で、本殿のある稲荷山全体が信仰の対象となっています。 
その伏見稲荷大社には崇敬者が祈りと感謝の念を表すため奥社参道に鳥居が奉納されている「千本鳥居」があります。 

どこまでも続いているような鳥居のトンネルはテレビのドラマなどで目にすることがあると思います。 
千本鳥居の中に一歩足を踏み入れると、そこには鮮やかな朱色が目の前だけでなく前後左右、そして頭上からもシャワーのように降り注いできます。 
何か異次元にタイムスリップしたみたいな感覚になります。 
 

この千本鳥居は本殿の奥から奥社奉拝所まで延々と朱塗りの鳥居のトンネルが続きます。 
「願いが通る」と「鳥居を通る」の語呂合わせから諸願成就を祈願して鳥居が奉納されるようになり江戸時代には「千本鳥居」の形はあったらしいです。 
鳥居には奉納した人の名前や住所が刻まれていて京都だけでなく全国各地から奉納されています。 
 

<楼門> 
この楼門は天正17年(1589年)に豊臣秀吉が母の病気平癒を祈願し成就したので寄進され神社の楼門の規模としては最も大きいものに属しているそうです。 

 

<本殿> 
社記には「御本殿五社相殿ウチコシナガシ作四方ニ高欄有ケタ行五間五尺ハリ行五間五尺」とあり「稲荷造」と称されています。 
応仁2年(1468)の兵火により、境内の殿舎堂塔の全てが焼亡し、やがて仮殿の復興があったようですが、その後に諸国へ勧進が行われようやく明応8年(1499)に竣工を見ました。 
社殿建築としては大型に属し、装飾、特に“懸魚”の金覆輪や“垂木鼻”の飾金具、それと前拝に付けられた“蟇股”等の意匠に安土桃山時代へ向かう気風がみなぎり、豪放にして優華な趣をただよわしています。重要文化財。
(伏見稲荷大社のサイトより)  


 
本殿では御祈祷が行われています。 

 
お稲荷さんの狐は色々な物を咥えています。 
上は達成を祈願する「達成の鍵」、下は稲穂を咥えた狐さん。 
この鍵は「稲をはじめとする多くの宝物を納める倉庫の鍵を象っているとのこと。 
また、「稲荷」は古くは「稲生」「稲成」とも書かれ稲(米)の豊作を願っていた当時の人々の切実な願いがこもっていて、この鍵は運を良い方へ導き願い事達成の得となるそうです。 

 
現在ではお稲荷さんは商売繁盛の神様として信仰を集めていますが、その起源は農耕神です。そのことから稲を咥えています。 

 

<おもかる石> 
願い事を心に念じながら石を持ち上げます。 
その時、手にした石が思っていたより軽く感じたら願いは叶うそうです。 
この石、かなり重たい石ですので重いと感じるか軽いと感じるかは自分の気持ち次第です。
神様を身近に感じられる場所だと思います。  

<白狐絵馬>
絵馬は馬でなく狐で、一願命婦絵馬(いちがんみょうぶえま)とも呼ばれています。
狐の顔は自分で目や鼻などをかいて完成させます。
 

新馬舎の神馬のお供えはニンジンでした。 
眼がハート型なのがかわいい!! 

 
朱の鳥居は千本稲荷だけでなく稲荷山の至る所あります。 
 

奉納されている鳥居は大きい物(左側)だけでなく小さな鳥居(右側)もあります。 
 

<熊鷹社> 
新池に突き出た石積みに拝所が設けられていて火焚祭が11月17日に行われます。 
 

<初午大祭> 
御祭神・稲荷大神が和銅四年(711)2月の初午の日に稲荷山に降臨された事に因んで行われる大祭で、初午詣は福詣とも呼ばれ前日より境内は家内安全・商売繁盛を願う大勢の福詣の人々でおおいに賑わいます。 
今年は2月1日に行われ外拝殿には企業が供えた野菜や日本酒・魚などが山のように積み上げられます。 

 
「福かさね」は守矢・しるしの杉・絵馬・稲穂などの縁起物が組合されており、商売繁盛・家内安全の御符として古くから拝受する風習があります。